【メルマガ 第26号】 イライラやムカついた気分を引きずって損をするのは自分
手帳が変われば人生が変わる!
欲しい未来を手に入れる手帳の使い方を伝えている谷口和信です。
あなたは、Amazonや楽天市場などのネットショップで注文をしたけれど商品が届かない経験をしたことがありますか?
私は月に1~2回くらいネットショップを利用してきましたが、これまでは経験したことがありませんでした。
しかし、先日初めてそんな経験をしました。
ブログにまとめたので、詳しくはそちらを読んでほしいのですが、
支払った代金は戻ってきたとはいえ、メールのやり取りから、発送していないのは明らかなのに、
「間違いなく発送しています」と言ってきたり、自分のサイトに
「定形外郵便は配達状況の説明はできません」と書いているのに、
「郵便局で調べてもらったら時間がかかると言われた」と言ってきたり……。
明らかにウソだとわかる言い訳をされると余計に頭にきますよね?
なので、返金しますとの連絡があったあとも、
待たされて、ウソつかれて、嫌な気分にさせられたにもかかわらず、返金したらおしまい?
それで、何もなかったことにするの??
それだけじゃ、納得できない。
なにかもっと痛い目に合わせることはできないか??
と考えていました。
しかし、そういうショップって、私ひとりが何かしたところで、きっと変わらないんですよね。
あらためて、そのショップ宛にメールを書いたり、Amazonに報告したりするのは、余計な時間も使うし、嫌なことを思い出して、ますます嫌な気分になってしまうので、
ブログに書いたから、まっ、いいかー
と思ってやめました。
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◆イライラやムカついた気分を引きずって損をするのは自分
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あなたも経験があると思いますが、イライラしたり、嫌な気分のときって、ものすごく効率が悪いんですよね。
普段だったら難なく処理できることなのに、イライラしているから、間違えてしまう。
自分が間違ったことにも腹を立てて、ますますイライラしてしまう。
こうなると悪循環です。
私が大好きな本『「成功曲線」を描こう。 夢をかなえる仕事のヒント』(石原明著 大和書房)に、こんな文章があります。
私たちが最も時間を無駄にしてしまうのは、この感情的な苛立ちに陥っている時です。
この状態では潜在意識が威力を発揮できないばかりか、冷静な判断力も極度に低下しています。
些細なことで感情的になり、その後何時間も、ずっと不愉快な気分を引きずるのです。
残念なことに、この時間はまったく無駄な時間、有効に生かせなかった時間です。(p159)
この感覚、言われれば納得ですよね?
イライラしたり不愉快な気分でいると、集中できないから普段なら簡単に終わることもなかなか終わらない。
余計に時間がかかる、
つまり、時間を無駄に使っているということなのです。
そうは言われれても、人間誰しもイライラしたり怒ったりすることはあります。
前段で紹介したように、もちろん私だってイライラしたり、他人の行動にムカついたりすることもあります。
でもそれは仕方がないこと。
大事なのは、その感情をいつまでも引きずらないことです。
ちょっと想像してみてください。
あなたが、誰かにものすごくムカつくことを言われたとします。
そして、夜、ベッドに入っても、そのことを思い出すとムカついて眠れないとしましょう。
そのとき、相手はどうしているでしょうか?
きっと、そんなことは気にも留めず、高いびきをかいて寝ていることでしょう。
そう思ったらどんな気持ちになりますか?
ますますムカつく?
そうですよね。
しかし、その気持ちはまったく相手には伝わらないのです。
嫌な気分を引きずっているのはあなただけ。
先ほども書いたように、その間は冷静な判断力も極度に低下し、ものすごく効率が悪い状態で、まったく活かせなかった無駄な時間になってしまっています。
つまり、イライラやムカついた気分を引きずって損をしているのは自分自身なのです。
もったいないと思いませんか?
お金と違い、時間は貯めることも,人からもらうこともできません。
誰かにムカムカさせられたからといって、その相手から、その分の時間を取り返すことはできないのです。
無駄にした時間は決して取り戻せない。
だから、無駄に使わないようにするしかないのです。
ですから、イライラしている自分,感情的になっている自分に気づいたら、
時間の無駄遣いしてる!
と思って平常心に戻りましょう!
そんなことができるのか?
って?
「問題は、原因がわかった時点で8割解決している」
と言われるくらいです。
自分がイライラしている=時間をムダにしている、と気づいて、もっと時間を大事にしたいと思うのなら、そのことに気づいた時点で、平常心に戻ると決めればいいのです。
そうすれば戻れます。
信じる信じないはあなたの自由ですが、
でも時間を無駄にしたくない!
自分が損をするのは嫌だ!
と思うのなら、
ホントかな??
と疑いながらでもやってみてください。
そうすればもっと時間を有効に使えるようになりますよ。
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【編集後記】 誠実さに欠ける人は淘汰されるでしょう
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前述のブログ記事をFacebookに投稿したら、ある友人から
「ちょいちょい届かないことがあります」
とコメントがありました。
Amazonの場合、「マーケットプレイス保障」という返金保証システムがあるので、通報するようにしているとのこと。
同じショップに対して、複数の人から返金依頼が続くと、Amazonとしても、放置するわけにはいかないだろうから、出品停止などの対策をしてくれるでしょう。
ミスや失敗は誰だって犯します。
問題はそのあと、どのように対応するかです。
私が注文したショップは、ウソにウソを重ねて返事をしてきましたが、それは最悪の行為です。
ミスを犯しても、そのあときちんと誠実に対応すれば、逆に信頼を得ることさえできます。
間違えたことはきちんと認めて、対応して、最悪でも、それ以上に傷口を広げないようにしたいですね。